新潟のような雪国では、道路への積雪を防ぐために融雪剤を散布しています。その融雪剤は塩化カルシウムを主成分としているため、融雪材が車の下部に付着しサビが発生しやすくなってしまいます。
また、海に面しているため、潮風や暴風雨によって海水が内陸まで飛ばされ、路面を走行中に舞い上がり下部に付着しサビの発生を誘発します。
サビを放置すると腐食が進み、穴が空いたり、パーツが欠落してしまう可能性も高くなり、見た目だけではなく、最悪の場合事故につながる危険性があります。
そのため、定期的に下部洗浄を行い、長く安全に愛車に乗ることができるようにメンテナンスを行うことをおすすめします。
下部洗浄の方法は大きくわけて3種類あります。
１）ご自身で行う
２）ガソリンスタンドで行う
３）車屋や専門店で行う
ご自身で行う際に必要なものとしては、
高圧洗浄機と車体を上げるためにジャッキ、そして上げた車体を保持するためにリジットラックが必要です。
もちろんホースの水でも汚れを落とすことは可能ですが、
こびりついた汚れや、成分まで落とすことは難しく、高圧洗浄機の使用をおすすめします。
ただし、高圧洗浄機を使う際には電子系統に強く当ててしまうと故障の原因となることと、塩化カルシウムなどの成分を洗い落とさずに奥に押し込んでしまうこともあるため、注意が必要です。
そしてジャッキについても、ジャッキを当てる箇所を誤ると、落下の危険や故障に繋がりますので、十分に確認を行いましょう。車体を上げる変わりにホースの先に上向きに放水できる下部洗浄専用器具も最近では販売されていますので、大まかな洗浄を行う目的であれば楽に行うことができます。
ガソリンスタンドでは、ドライブスルー洗車のオプションに「下部洗浄」があるスタンドがありますので、そちらを利用しましょう。手間がかからず、早く済みますがデメリットとしては、車種ごとにパーツに合わせて放水しているわけでは当然ないため、洗い残しは発生してしまいます。
やはり一番のおすすめは車屋や専門店に依頼することです。専用器具を揃える必要もありませんし、何よりも車を理解した専門員が目視で確認を行いながら洗浄するため、洗い残しもなく、うっかり電子部品に水圧をかけ故障させてしまうこともありません。
食事に気を使い健康維持を心がけている人も健康診断は毎年受診しているように、自分自身でやってみたい方やガソリンスタンドで洗車されている方も、故障や事故を防ぐためにも定期的にプロの技術に頼っていただくことで、長く安全に愛車に乗ることができますので、ぜひご相談ください。
リーデックでも専門のメンテナンススタッフが目視にて下部洗浄を行います。もちろん高圧洗浄機を使用しますが、リーデックはさらに「温水」を使用しています。
水ではなく、80℃以上の高温スチーム洗浄を行うことで水垢などの汚れ、塩化カルシウムなどの成分もしっかりと落とすことができ、必要以上に水圧をかけることもなく、車への負担を軽減させることができます。
さらに、車体下部だけではなく、エンジンルームも費用をいただくことなく洗浄をいたします。エンジンルームも電子系統が集まっており危険ですのでプロの手にお任せください。
冬季期間中は高速道路やバイパスに融雪材が撒かれますので、高速道路やバイパスを日常的に利用される方は月に１回程度、そうではない場合は利用した後に洗浄に出されることをおすすめします。
冬季以外はタイヤ周りや、ボディ側面の汚れを目安にするといいでしょう。泥道を走行した際にはタイヤが泥水を跳ね上げながら走行するため、車体下部も同様に汚れていますので、都度洗浄することをおすすめします。
また、下部洗浄に合わせてコーティングを施工することもおすすめします。コーティングによって厚い膜をはり、汚れや塩分の付着を予防することで、メンテナンス頻度を抑えることに繋がります。さらに洗浄を行った際にも汚れが落ちやすく手間や時間を短縮することができます。
リーデックでは下部洗浄だけではなく、コーティング施工も行っておりますので、ぜひご相談ください。